犬が尻尾を振るときの気持ちを読み取る・・・丸くなるときなど。

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子犬は生後1~2ヶ月で尻尾を振り始めるんだって!
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犬のしっぽの動きから読み取れる情報は多い。しっぽを振る速度、高さ、幅などは、犬の心理状態や気持ちを示す重要な指標なんだよ!

犬が尻尾を振るとき、どんな感じがするだろうか?

愛犬が尻尾を振る姿は愛らしい。しかし、しっぽはかわいいだけのパーツではありません。犬のしっぽには役割があるのです。しっぽを振っているということは、犬が喜んでいると思われがちですが、しっぽを振るということは、私たちが想像する以上に深い心理状態も表しているのです。しっぽの動きを理解することで、犬の気持ちを理解することができるのです。

犬のしっぽの役割

犬のしっぽはとてもユニークで、犬種によって長かったり、短かったり、カールしていたりします。人間の尻尾は尾骨だけに退化してしまったため、尻尾がある感覚を想像するのは難しいが、犬の尻尾には次のような重要な役割がある。

1.バランスコントロールとステアリングの役割
犬は走ったりジャンプしたりするとき、尻尾を巧みに使って体のバランスをとる。また、犬が急な方向転換をするときにも、尻尾を使って舵を取る。

2.体を温め、呼吸器を守る
寒さから身を守るため、犬はしっぽを体に巻きつけて体温の低下を防ぐ。また、冷たい空気を直接吸い込まないように、しっぽで鼻を覆い、呼吸器を保護する。

3.コミュニケーションの役割
犬はしっぽを振ることで感情を表現し、上下関係を示します。

4.虫などを追い払う役割
牛がしっぽでハエを追い払うように、犬もしっぽで気になる虫などを追い払う。

しっぽの構造

 

犬の尾は、先端に向かって細くなる一連の小骨でできている。しっぽは可動域が広く、多くの筋肉と神経によってどの方向にも動かすことができる。非常にデリケートな部分であり、握ったり引っ張ったりすると脱臼したり骨折したりする可能性があるため、優しく扱う必要がある。

子犬はいつ尻尾を振り始めるのですか?

生まれたばかりの子犬は尻尾を振りません。ほとんどの犬は、生後1~2ヵ月で尻尾を振り始めます。子犬は兄弟と遊ぶ準備ができると、しっぽを振ってコミュニケーションをとるようになります。

しっぽから犬の気持ちを読み取るポイント

しっぽから犬の気持ちを読み取るには、次の3つのポイントがとても重要です。
・しっぽを振るスピード
・しっぽの高さ
・しっぽを振る幅
この3点を総合的に判断することで、「犬の心理状態」「伝えたい気持ち」「上下関係」を読み解くことができます。

また、犬の気持ちをより理解するためには、犬の姿勢や毛並み(後ろ向きかどうか)、目や口、耳の動きにも注目することをおすすめします。

尻尾を振る速さで犬の気持ちを理解する。

犬が興奮していればいるほど、尻尾を強く振る。逆に、犬の気持ちが落ち着いていれば、ゆっくりと尻尾を振る。
犬が尻尾を振っているのを見ると、私たちはその犬が喜んでいると思いがちだ。犬が尻尾を振っていると、私たちはその犬が幸せだと思いがちである。犬が尻尾を振るとき、必ずしも幸せや喜びを表現しているわけではない。恐怖や怒りで興奮している場合もある。思わぬ事故を避けるためには、犬の目や耳、口の動きなどもよく見て、犬の状況を観察することが大切です。

しっぽの高さから犬の気持ちを理解する

しっぽの高さは犬の気持ち(緊張)を表します。しっぽが高いとき、低いとき、しっぽが体と水平のとき、振る動きは同じでも、そこに含まれる緊張感が違います。しっぽの高さから犬の気持ちを推し量ることもできますので、ぜひ愛犬のしっぽにも注目してあげてください。

≪しっぽが高く上がっているとき、犬の気持ちは次のようになります。
・自信がある
・周囲の犬に対して優位性を示している
・嬉しい
・幸せ

≪しっぽが低い位置に下がっているとき
・警戒心の表れです。
・不安や恐怖

≪尻尾が後ろ足の間にあるとき…
・怯えている
・降伏する

≪尾が体に対して水平の時…
・攻撃的ではないが、見知らぬ人に対して警戒している。
・肯定的であれ否定的であれ、犬は何かに興味を持っている。

犬がしっぽを振らないとき、あなたはどう感じるだろうか?

「犬は元気に尻尾を振る」と思っている人は、犬が尻尾を振らないと不安になるかもしれません。犬がしっぽを振らないときは、まずしっぽを振れないような状態になっていないか観察してみましょう。例えば、尾骨が脱臼していないか、骨折していないかなどを注意深く観察することが大切です。しっぽを触ると痛がるようであれば、意図的にしっぽを振っているのではなく、しっぽを振れなくなっている可能性があるので、獣医師に相談しましょう。

また、高齢になりシニア期に入ると、筋肉や足腰が弱ってきます。しっぽの動きも鈍くなり、反応も悪くなります。老化による変化は自然なことですので、温かく見守ってあげてください。

病気でも老化でもなく尻尾を振らない場合は、個々の犬の性格が大きく関係していると思われます。しかし、感情を表すのはしっぽだけではありません。表情、声、耳の動き、飼い主の口を舐める、お腹を見せるなど、犬によってコミュニケーションの方法はそれぞれ。しっぽだけでなく、犬独自のコミュニケーション方法を意識しましょう。

犬がしっぽを丸めるときは要注意。

犬が尻尾を丸めるのは、怯えているときや恐怖を感じているときです。攻撃的な犬に対しては「降参」のサインでもあります。また、犬を叱るときに尻尾を股の間に挟むような仕草を見せることがありますが、これも「許してください」「降参してください」という意味です。このような行動をとる犬をむやみに怒らないようにしましょう。

また、余計に毛が逆立つこともあります。このような場合、犬はとても怯えています。むやみに触ると、恐怖から噛みついてくることがあります。それ以上近づかず、顔を横に向けて「あなたに興味はありません」と犬に伝えましょう。

尻尾を右に振る犬と左に振る犬の違い

イタリア、トレント大学のジョルジョ・ヴァロルティガラ率いる研究チームは、「犬は嬉しいときには尻尾を右に大きく振り、不安や恐怖を感じているときには左に大きく振る」ことを発見した。そして、この尻尾を使った感情表現は他の犬にも伝わる」と、この研究は米国の科学雑誌『カレント・バイオロジー』に掲載された。愛犬の尻尾が右に振れているか左に振れているかを意識的に観察すれば、愛犬の気持ちに新たに深く触れることができるかもしれない。

最後に。

犬は私たち人間と共通言語を持ちませんが、身体を通して自分の気持ちを豊かに表現します。犬と人間の絆を深める鍵は、犬の表情をどう読み取るかにあるような気がします。
私は愛犬に「吠えないで」と吠えるのをやめさせることがある!吠えることで伝えている気持ちを読み取り、理解することの大切さを改めて感じます。
犬の気持ちがわかれば、こちらの対応も変わってくる。真摯な心と気持ちを読み取る優しい目で、愛犬と日々コミュニケーションをとっていきたい。

【みんなの投票】子犬はどのくらいの月齢で尻尾を振り始めるでしょうか?

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